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2012.07.02 Monday
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なんか衝撃的・・・
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2012.07.02 Monday 16:46久々の更新です。どれくらい空けたのかも覚えてないくらいなんだけど、結構衝撃的だったので記事を書くことにした。
最近僕の勤める工場の受注が少なくて雇用調整ということで休みが増えた。当然本来なら休みの増えた分給料は減るわけだがそこんとこを補助が出て、若干はカバーしてくれるということなんだけどね。
そんなこんなで、時間を持て余すなんてことが起きて、しかも夜勤だからヘンテコリンな時間に起きていたりする。深夜に何気にTVをつけたらBSで変な人物?のドキュメンタリーらしき番組に出くわしたのである。
世間では、一般に落ちこぼれというか、奇行癖のある人物なんて思われそうな人物。表情はコロッコロ変わるし、痙攣したりする感じだし、目は落ち着きなくキョロキョロしっ放しだし・・・。彼は言いたい誰なんだろう・・・。
ニートって言うのかな? それに、非ナンとかと言っていたな。とにかくそんな彼がバンドをやっていることが分かってきた。しばらくすると、パソコンで雑談を配信したり、演奏を配信したりしていることも分かってきた。今時のバンドと言うのはこうしたメディアを早くから使いこなして出てくるって感じの話なのかと考えながら観ていた・・・。
このブログはブルース&ギターに関するブログということで始めたんだけど、それこそ久々にガツンと頭を殴られた感じがした。これは事件かも知れない。もう数年というもの音楽のことをほとんど考えずに生きてきている。そんな日常に一発喰らった気がする。
これはただ個人の衝動を吐き出しただけのものかと考えていたのだが、違っていた。それは歌詞を聴けば明らかだ。「いつの時代も」の言葉のせいで、ぼくは金縛りに合った。この瞬間何らかの普遍性を感じないわけにはいかなくなった。
ということで、この音楽が世の中に出てから2年4ヶ月が経とうとしている。この間僕は知らずに過ごしてきたけれども、何の偶然か知ることが出来た。
これを観て聴いての反応は人それぞれだと思う。僕は自分が幼稚なのかも知れない。単純なのかも知れない。馬鹿なのかも知れない。だけど、これに何かを感じられたからには発信しなくてはいけないと思ったし、そんな衝動が自分にまだあることに少なからず驚いている。
オッサン今頃ナニ言ってんだって話なんだけど。今更ながらではあるが、出会えた幸運をただここに記したかっただけなんだ。
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リーノンミー
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2011.10.29 Saturday 17:47夜勤明けの帰宅途中のこと。ラジオから流れてきたのはゴスペル風の曲だった。聞き覚えのあるメロディはところどころ違った印象があったのはおそらくこちらがオリジナルだったからだろうか?
僕が20代の頃、チャーと金子マリとあと数名で演奏する「ザ・レコーディング」とかいう番組のビデオを友人から見せてもらった。その中でカバーしていたのがこの曲だった。
「リーノンミー」で始まる唄い出しのスペルは良く分からない。おそらくは「リーン・オン・ミー」でonとmeは分かるから残るはリーンだけなんだけどね・・・。金子マリはかなりいい味を出して歌っていたように思う。まだハモネプもゴスペルも流行ってない頃、黒人音楽の魅力を伝えられる数少ない歌い手のひとりではないだろうか。「下北のジャニス」とか言われていたんでしたっけ? もっともジャニスは白人だけどね。肌の色はどうでもいいことだし・・・。
当時ブルースにまだ出会っていなかった頃だったかな? 出会って間もない頃だったかな? 唄い回しに説得力があるというのか、いつまでも心に残る唄い方だった。
唄い出しとサビ以外は日本語で訳した歌詞のこの曲を当時活動していたギター仲間とカバーしたことがある。オリジナルはまだ聴いていなかったし、そのまま時は流れ今朝ラジオでオリジナルと思しき曲を聴いたことになる。面白いもんだね・・・時間が一瞬止まるとか一気に遡ったように昔を思い出す。たった1曲の歌が僕の心を占領したのだから。
ゆっくりと話しかけるような歌。噛み締めるような歌。近頃のラジオでは言葉をこれでもか!と詰め込んだ歌が流行るご時世。僕には着いていけない世界。そんな僕にこの曲は優しい。
詰め込んだ言葉を取り上げると、携帯だとかメールだとか着信音だとか今時を反映するような単語が並んでディテールばかりが羅列してある。しかも、男と女のやり取りは・・・いや、いろんな人とのコミュニケーションといった方がよいか・・・歌のはじめから終わりまでの間に説明されているような世界。
分かりやすいけど、答えを出してしまうみょうちくりんさというのは何となく作品としてつまらない。もっといろんな解釈を出来る広がりと奥行きと難解さがあっていいんじゃないかと思えてくる。
分かった気になることの方が危険だと思ったりもする。情報を詰め込むだけ詰め込んで、聴く側はそれを受け取ることにだけ集中しているような状況は面白くない。人生なんて無駄と徒労が幾つもあるのだし、それがじつは大事だったりするんじゃ無いだろうか?
まあ、中年男性の時代錯誤から来るグチだと思ってもらえればいい。図らずもラジオで久し振りに音楽に聴き耳を立てたことが何となく嬉しかっただけのことなんだから・・・。 -
ビッグ・ビルを久々に聴いて
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2011.10.09 Sunday 05:45
何でも良かったんだけど選んだのはビッグ・ビルの「ビッグ・ビル・ブルース」だった。
懐かしい感じのするビッグ・ビルの歌を聴きながら、これまた何となくナンだけど違和感みたいなものが湧いてきた。昔・・・昔といっても数年前・・・いや、もう10年位も前のことになるのかな? ビッグ・ビルを聴いて、「これがブルースってもんなんだ」とひとり合点していた頃は。
その違和感の正体をボンヤリと思考してみた。そして、ふと小出氏のレビューの断片を思い出した。ビッグ・ビルの唄い回しについての記事だった。
当時は全くといっていいほど気にならなかったことなのだが、こうして今聴いていると落ち着かない原因が彼の唄い回しにあったとは、不思議な感じがする。
聴きかじりの頃にはブルースって言うのは「こんなものだ」と思っていたのか? それとも、そのテクニックが卓越しているとか洗練されているとか洒落ているとか思っていたのだろうか?
だけど、その当時にCDを手に入れた有り難味や知ったかぶりとかを忘れるほどに時間を経て、しばしの間、ブルースから遠ざかってその気分からすっかり抜け出した今となって聴いてみると意外にも彼の唄が薄っぺらに感じてしまったのだから驚きだ。
作為や技巧にはある種の空しさが同居する。その心は誰かに媚びている行動だとでも悟ったか?
しかし、だ。考えてみればこれはこれで面白い部分でもある。歌という表現が誰かに何かをアピールするための行為だとすれば、媚びて当然。それで気を引けるなら、あえてナンとでも言われようが構わない。そんな心境で彼はブルースをやっていたのかもしれないからだ。
「ウケる以上は芸風は変えないぜ!」そんな考えが彼の頭にあったのかどうかは知るヨシもない。だけど、そうして作られたキャラクターは実際そう簡単には変えられない。それによって失うものを知っているだろうし、いい思いもして来たし。
ブルースの哀愁って、ある意味「変われない自分」の境遇を歌にして紛らわすとか、逆に自虐的に自分を笑いものにして開き直ったりするものだったりするだろうし・・・。そういうことって聴く者にも何某かの気分を喚起することだろう。それでいいじゃんか・・・ね。
ロバート・ジョンソンのブルースを初めて聴いた時に感じたあのぶっきらぼうさの正体もまた当時感じたものよりも複雑で巧妙であるのかもしれない。
そうやってまた聞き返してみるのも一興だったりするな・・・。
昔よりもオレは進歩しているんだろうか? それともまたまた一捻りもふた捻りも人間が卑屈になってきたんだろうか? それを知るにはおそらくまた10年単位の時間が必要になるのかもしれないな。 -
ロバジョンの肉声を思う
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2010.09.27 Monday 02:13ひっさびさの更新です。昨年暮れ以来ですから約9ヵ月の間音楽のことを殆ど生活から外してすごしていました。先日ネットでロバジョンの楽曲の再生速度とかキーの問題に触れた記事をたまたまあるブログで見つけました。
僕がロバジョンを聞いて最初に感じた違和感の正体は感情を排除したようなあの肉声のせいだったのではないだろうか? 記事を読みながらその答えを見つけた気がしたのです。
一般に再生速度を速くすれば、キーは高くなって人の声はどんどんロボット的な音声に近づいていきます。それに伴い感情的なニュアンスがスポイルされて無機質になっていくという気がします。ロバジョンに感じたあのぶっきらぼうさはキーが高くなったことの副産物ではなかったか?
YouTubeなどで再生速度を落とした曲がアップされているので聴いてみるといいです。あの世から人間界に戻ってきたかのような肉声に驚くと共に妙に合点して受け入れられる響きをそこに感じるのです。実態を伴った存在としていきいきとした彼の人間味を感じることが出来るのです。
実際に何が正しいとかはこの際どうでも良いくらい些細なことかも知れませんし、こだわる人にとってはそれこそ重大であるのかもしれませんが、僕にとって重要なのは生身の彼を再生速度を落としたもので聴いて感じられたことであるのです。
野太くなった彼の声は決して悪魔的でもなければ神秘的でも伝説的でもないのかもしれません。ですが、それこそが彼が生きていた証しだと腑に落ちている僕なのです。 -
よいお年を!
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2009.12.31 Thursday 15:13更新が滞って久しいです。当ブログにアクセスの皆さんには申し訳ないと思いつつ、もう大晦日を迎えてしまいました。
冬を迎える頃になって音楽の友人が新しい生活を始めるため岐阜の方に引っ越していきました。彼とも連絡を取っていなかったので結婚をすることになったとか、僕も知っている或るアマチュアだけど長年活動しているブルース・バンドのベースとして加入したとか、彼の身の回りの変化に驚いたり喜んだりでした。
今日は年越しセッション等を企画しているそうで遠くから駆けつけるそうです。僕はお誘いを受けましたがセッションする気持ちもなくなっちゃった感じで音楽活動は休止のままです。
あるとき、パッタリと音楽する気持ちが失せてしまった?のかというとそうでもないのですが、徐々にそうなっていったということなのでしょうね。どうなるかは先のことなので分かりませんが、しばらくはこのままと思います。
新しい年がやってきます。皆さんの健康と幸多い未来を祈って今年を締め括りたいと思います。ありがとうございます。 -
最近は車でコレかけてます<エルモア・ジェイムス>
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2009.10.07 Wednesday 07:16
3連畳みかけフレーズの第一人者、殆ど専売特許みたいなのがエルモア・ジェイムスなのだ。で、よくよく聴いてみると案外面白いことやってますね。
例えば「ローリン・アンド・タンブリン」なんて、オリジナルとはかなり違って聞こえまする。有名曲だって彼にかかると斬新なアレンジで新曲?になっちまう感じ。
それにしても、エルモア・ジェイムスの唄もイカシてますな。張り上げ方とか崩し方とかじつにエモーショナル。奔放に感覚的に唄ってます。本能の赴くままってやつですか。気風がいい!
それに、曲がキャッチーでドラマティック。ストーリーを感じまする。ドラマチックなんであります。バンドサウンドということにしても、ホーンセクションがあったり、ピアノがあったりで結構ゴージャスです。 やっぱり、人気が出て当然の魅力溢れるブルースマンですね。
ちなみに、このアルバムは26曲のベストものです。エルモアの魅力を1枚で十分楽しめるんじゃないかな。
JUGEMテーマ:音楽 -
JKブルース・バンド現る
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2009.09.20 Sunday 22:32
日本の女子高生(JK)ブルース・バンド「リスペクト」がアルバムをリリース。選曲を見て少なからず驚くオヤジがここにいるわけです。そう僕のこと。
とか言っても演奏を聴かないことには始まらないわけですが、判断ははそれぞれ皆さんにお任せするとして、何やらコカコーラのネクスト・ブレーク・アーティストに抜擢されたとかで一般の人がブルースを耳にする機会がグンと増える可能性がありますよね。ブームになるかも・・・。ま、どうでもいいことか・・・。
ちなみにアーティストについて
Vo. Blues Harp & A.Sax:大久保紅葉姉の影響で5 歳からステージに立ち、ブルースを志す。アレサ・フランクリンをリスペクト。
Guitar & Vocal:大久保初夏 7 歳よりドラムを始め、14 歳でギターに転向。バンドのリーダー的存在。
Bass:岡村亜紀ベースを始めて間もないが、努力・根性で、すでにバンドの屋台骨を支える体育会系ベーシスト。
Drums:大村智美シカゴ・スタイルのシャッフル・ビートはフレッド・ビロウさながらの癒し系ドラマー。 -
吠える猟犬<ハウンド・ドッグ・テイラー>
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2009.07.27 Monday 01:01
痛快無比の100%天然野郎、スライドギターの申し子と言えばハウンド・ドッグ・テイラーのことだ。久々にブログの更新をする事になったのも、この男のアルバムがP-ヴァインから発売になることを知ったからなのだ。
フーッ! リリースはまだ先のことだけどそれでも10月と言えばもう2ヶ月ほどだ。あっという間に未発表曲が聴けるというわけだ。予約しといてもいいんじゃなかろうか?
夏休みが明け残暑も一区切り付く頃に再びブルースで暑かった夏を思い出すなんてのも乙なもんだぜ・・・。 -
久し振りに・・・
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2009.07.02 Thursday 14:17久し振りに音楽仲間のK氏と会った。深夜に携帯が鳴ったと思ったら、K氏からだった。今大丈夫かと言われ大丈夫と答えると、これからそっちに行くとのこと。こうして深夜の対談は始まったのでした。
1年以上も音沙汰なしで過ごした僕。最後に会ったのはいつだったか? お互いの近況を話しつつK氏は相変わらずいろいろと動き回っていて楽しそうだった。そういえば変わったことといえば、被っている帽子が新しくなっていた。そして、僕もこのところ音楽活動らしきことから遠ざかっているのである。
この間の日曜には最近友達になった若い男の子を迎えて自宅でちょっとしたパーティーのようなことをやるのだとか言っていました。僕はと言えばその日は朝からいろいろとあって、行けるかどうか分からなかったが、せっかくのお誘いに簡単に断わるのも水臭いと思い、生返事をしてしまった。
果たして当日はといえば、日中は子供とスポーツ、夕方家族サービスで風呂へ行くことに決まっていて、パーティー参加は断念というか失念していたのでした。僕の中で何かが変ってしまったのを感じたのでした。
というものの、自宅では手元にギターが置いてあり、時々は爪弾いてみる。同じフレーズ、似たフレーズで終始するが、それでいいという充足感もある。これもまた、音楽なのだと思ったりするのだ。
JUGEMテーマ:音楽 -
追悼、忌野清志郎死去
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2009.05.03 Sunday 07:19歌手の忌野清志郎さんが、お亡くなりになりました。58歳というとまだまだこれから一仕事二仕事できる年齢です。とても残念ですがご冥福をお祈り申し上げます。
独特のボーカルと風貌そしてパフォーマンスは彼の曲をあまり知らない僕にとっても印象の強い方でした。彼の行動にはちゃんと一本筋の通った気概を感じると共に、人類愛に満ちたスピリットが根底にあったのだと思えるのです。唯一無二の存在でした。 - ←back 1/56 pages next→